禁煙の苦しみは、日を追うごとに弱くなっていきます。
精神的欲求は残りますが、最初の苦しみほどではありません。
2ヵ月後は、寂しさ、不安は感じないでしょう。アドバイスするので。
ニコチンの供給を断つと、気持ちに変化が表れてきます。
なぜ苦しむのか、なぜ禁煙するのか、タバコを吸う必要があるのか。
考えるために、準備期間をもうけたのです。
禁断症状に最も効果的なのは運動することです。
自宅の周り30分のウォーキングで十分。
ウォーキングが終わった後は、ドーパミンが放出されるので気分がすっきりします。
タバコをやめると体力が回復して来るのを実感できます。
禁煙から2ヶ月以内に起こるのは全て禁断症状です。
眠気は寝るしかありません。だるさはなくなります。
体の痛みは必ず収まるので、苦しくなったら連絡してください。
ニコチン中毒に、抗不安薬、精神安定剤はいりません。必ず落ち着いてきます。
三食たくさん食べると太りません。
たくさん食べるので、間食は食べないでください。時間厳守です。
朝食は遅くても8時に食べてください。夜は19以降は食べないでください。
食べる量は少しずつ減ってきます。意識する必要はありません。
たくさん食べないと逆に太ってしまいます。
夜に排便があると空腹に勝てないのでクッキー2枚だけならいいです。
排便がない限り食べる必要はありません。
これなら便秘にもなりません。
最初は苦しいですが、健康になっていくので効果は実感できます。
最初の3日がピークだったり、1週間後にピークが来る人もいます。
1ヶ月経てば欲求は弱くなりますが、必ず寂しさが強くなって来ます。
そこでカウンセリングをやって目を覚ましてもらい目標を明確にします。
2ヶ月経てば必ずコントロールできます。
アセチルコリンの復活を待って欲求をコントロールして行きます。
禁煙は慣れの問題です。
時間を掛けてリハビリする方法が最も早く確実な禁煙方法です。
2ヶ月経って禁煙できたら病院に行って精密検査を受けてください。
タバコを吸っていたので全身の精密検査が必要です。
健康診断で引っ掛かるのはかなり深刻な状態になってからです。
CT検査を受けた方が確実です。病院を探してください。
病気が見付かるのが怖いではなく、検診は治療と同じです。
禁煙して健康だとわかれば吸うことはないでしょう。
いつまでも欲求が残ってしまう人はプライドが高い人です。
回復を認めたくない。
すぐに回復してしまうと、タバコを吸って来た自分が愚かだったと認めることになる。
プライドがあるので回復したくない。
絶対に欲求を断ち切りたいと思いますが、相手は麻薬なので勝ち目はなく、
やめたいと思えば思うほど、いつまでも欲求が残り、不安、寂しさが襲って来て、
禁煙していることがバカらしくなり、最後にはギブアップ。
欲求には絶対に勝てません。 欲求はコントールするものです。
目標は欲求を制圧することではなく、健康になるのが目的です。
しかし、こういう人は再び吸うことはないでしょう。
再び吸うと余計に愚かに見えてしまう。
頑固な人ほど禁煙したくないと言いますが、一端禁煙を始めると吸わなくなるものです。
全く心配していません。
2ヵ月禁煙していれば、欲求のコントールは簡単です。
気持ちが強いので、欲求のコントールの仕方はマスターしています。
ニコチン不足ではなく、ただの未練だと理解できます。
喫煙がバカらしくなり、改めて有毒なタバコを吸うことはないでしょう。
自力で禁煙するとゴールが見えないので難しいのです。
目標を決めて、欲求がなくなることがないと認識できるから、欲求のコントロールにシフトできるのです。
具体的には欲求が起きてもバカらしいとコントロールできる。
タバコを吸わなければ誰でも回復できます。
タバコを吸わない方が時間が経つほど楽になれる。
禁煙1ヵ月後の精神的欲求。
体が健康になって来て、タバコが一生吸えなくなるという恐怖感。
矛盾していますが、タバコを悪者にしたくないという感情。困ったときに助けてくれる。
もう吸えないのか?、頼るものがなくなるという恐怖感です。
寂しさや不安、ニコチンがなくなるので精神的なバランスが崩れてくる頃です。
禁煙2ヵ月後の精神的欲求。
肉体的にも精神的にも回復し始めて、1ヵ月後の精神的よりも吸えなくなるという
強い恐怖感。また吸ってしまうかもしれないという恐怖感。
喫煙生活か、禁煙生活か。どっちに行こうか迷う時期です。
ニコチンによる精神的な影響はありませんが、ただ吸いたくなる。
刺激が欲しくなります。人生がつまらない。タバコを吸っていた方が元気だったとか。
上手く行かなかったとき、ストレスが溜まったとき。禁煙がバカらしい。
1年経っても欲求が消えない。
いずれにしても錯覚です。
これは今まで吸って来た罪悪感や自らが愚かであったことを否定するために起こる欲求。
気持ち良くなるために、毒ガスを吸って来たことを肯定することは難しい。
自分が愚かだったと認めたくないから欲求が消えない。
自分が愚かだったと認めてくれるなら、ピークは最初の3日程度でしょう。
あとはアセチルコリンの復活を待つだけです。
タバコを吸わなくても平常心が保てるように待つだけです。
欲求のコントロールは簡単です。バカらしくて吸えません。
麻薬だからやめられなかったと認識しましょう。
あなたの意志とは関係ありません。ニコチンには強い依存性があります。
しかし依存性は長く続くことはなく、必ず弱くなって行きます。
2ヵ月経てば喜んでもいいでしょう。強い依存性のあるタバコに勝ったと。
タバコを吸って来たあなたは愚かではありません。
喫煙は、不可抗力であり事故や病気と同じです。(もちろん必ず回復できる)
人は弱いのです。
強い人間だと思っていると、真っ二つに割れてしまいますが、
弱い人間だと認識して柔軟に受け入れることができれば折れることはありません。
弱い人間だと認識することで禁煙できた喜びは大きくなります。
喫煙の欲求は残りますが、やめられた喜びに勝るものはありません。