タバコをやめると言うのは簡単なように思えてなかなか続けることが難しいのが事実です。そこでこの記事では禁煙を長く続けるための工夫について解説します。
禁煙を失敗してしまう人の多くは、「タバコは我慢でやめられる」と思っている傾向にあります。しかしタバコは強力な依存性があるので、自分の意思の強さだけでやめようとすると、ちょっとしたきっかけやタイミングでまたタバコを吸いだしてしまいます。そしてまたタバコは吸い出してしまうと、「やっぱり自分には禁煙ができない」、「意思の弱い人間だから禁煙を続けられない」と落胆し、禁煙をやめてしまうのです。そこで喫煙は依存症と言う病気であり、そこから抜け出すのは意志だけでは難しいと言う事を理解することが大切でしょう。
禁煙をする時は自分の心の中だけで決めるのではなく、周りの人たちに自分がこれから禁煙することを伝えて協力してもらうようにすることが大切です。せっかく禁煙していても、周りでタバコを吸われると「一本だけなら」と出たくなってしまうのは当然のことです。そこで自分の周りではタバコを勧めないようにお願いすること、またもしタバコを吸っていたらそれを指摘してもらうようにお願いしましょう。喫煙者たちは、喫煙仲間を減らしたくないためにあなたをタバコに誘ってくることがあるかもしれません。もしそういった可能性が考えられるのであれば、タバコを吸うような場面に参加しないようにすることも1つの方法と言えるでしょう。
先ほども解説したように、タバコをするというのは依存症であり病気です。そこで専門の外来を受診し、タバコをやめるサポートをしてもらうことをお勧めしています。「タバコを止めるのに病院にかかるなんて馬鹿げている」と思うかもしれませんが、 そのような事は全くありません。専門の医師に禁煙をサポートしてもらえば、これまで禁煙に失敗したことがある人でもスムーズにタバコをやめられることでしょう。禁煙外来を受診すると、カウンセリングだけではなくニコチンのパッチなどの薬を処方してもらえます。これらの薬を使うことで、タバコを吸わなくてもニコチンを摂取できるようになるので、身体的依存から早期に離脱することができるでしょう。
禁煙は自分との戦いですが、そもそもタバコを吸うことは病気でもあります。何度失敗しても繰り返し禁煙にチャレンジすることが、禁煙を長続きさせるために必要なことです。