|
2026/7/23
|
|
山田五郎さんの訃報に寄せて――愛煙家を襲う「がんリスク」 |
|
博覧強記の解説で多くの人に愛された評論家の山田五郎さんが、2026年7月14日に67歳で亡くなりました。 2024年にステージ4Bの「原発不明がん」を公表し、2011年には食道がんの手術も経験していた山田さん。亡くなる直前に配信された自身のYouTube動画では、鼻に酸素チューブをつけた姿で「この俺がタバコを吸えなくなった」と、食事が摂れず大好きな喫煙すらできなくなった悔しさを率直に吐露していました。<!--TgQPHd||[]--> 山田さんの生前のエピソードからは、昭和・平成の激務を支えたタバコへの愛着が窺えますが、医学的には「喫煙」と「がん」には極めて深い因果関係があります。 厚生労働省のデータでも、喫煙は肺がんだけでなく、食道がんや咽頭がん、肝臓がんなど全身のあらゆるがんの発症リスクを高めることが明らかになっています。タバコの煙に含まれる多数の発がん性物質は、血流に乗って直接煙が触れない臓器の細胞まで傷つけてしまうためです。<!--TgQPHd||[]--> また、一度がんを発症した患者が喫煙を続けると、治療の予後を悪化させたり、別の新たながん(二次がん)を引き起こしたりするリスクが急増することも分かっています。 「立って歩いて飯を食えているうちは死なないと思っていた」という山田さんの最期のメッセージは、私たちに健康の尊さを強く訴えかけています。 嗜好品としてのタバコがもたらす代償の大きさを今一度見つめ直し、大切な命を守るための「禁煙」について一人ひとりが真剣に考えるべき時が来ています。 |
|
| |


