2019/5/4
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受動喫煙の健康被害 |
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健康増進法の改正によって2020年からあらゆる施設での禁煙措置が開始されます。ただし、禁煙と言っても完全に吸ってはいけないというわけではなく、それまでは喫煙できていた場所でも新たに喫煙場所を設けてタバコの煙を完全に隔離するというもので、所謂望まない受動喫煙をなくそうという取り組みです。 2020年に向けて徐々に禁煙化しているという話も珍しくはなくなっていますので、喫煙者はこれまで以上に肩身の狭い思いをしているのではないでしょうか。 喫煙者からすると一方的に禁煙を強いられているようにも感じられますので納得ができないという人も多いのではないでしょうか。しかし、受動喫煙がどれだけの健康被害を及ぼしているのかを知れば気持ちも変わるでしょう。 例えば日本では受動喫煙が原因で発症した肺がんや心疾患で年間6800人もの方が亡くなっています。家庭ではベランダや換気扇の下で吸っている人も多いですがそれだけでは防げず、受動喫煙の危険性は禁煙の家庭の約2倍にもなります。 こうしてみると、自分はただ吸っているだけでも周囲の人の命に大きな影響を与えているのは否めません。 法の改正をきっかけにこれまで以上にタバコの健康被害について考え、禁煙に挑戦したけど中々上手くいかないという人は少なくはないでしょう。現在全国的に禁煙の日を設けてポスターの掲示や音声放送、広報誌でのPR活動やホームページでの呼びかけなど様々な取り組みが展開されています。 また、分煙コンサルタントが無料相談を受け付けているなど禁煙の環は広がりつつあります。こうした取り組みを広く知り積極的に参加していくことで禁煙するという気持ちが強くなり、徐々に禁煙をしていくことは可能ですのでトライしてみるのも良いのではないでしょうか。 |
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