タバコをスパッとやめる方法

　禁煙しようと思い立っても、その瞬間からスパッとやめる方法を考えなければなりません。できれば、禁煙開始日を決めてから、それまでを準備期間としてタバコをやめることを想定しながら生活してみるとよいでしょう。

　人によってタバコが吸いたくなるタイミングはさまざまです。起床後、食後、仕事中の休憩時間、帰宅後などいろいろですが、タバコの本数が増えるのはどんな時か自分を観察してみてください。

　比較的本数が少ない、もしくは、タバコを吸わないことが困難でない日があれば、その日を開始日にするとよいでしょう。ただ、あまり先に設定するとズルズルと延ばしてしまいがちなので、1週間程度先を設定するのがコツです。

　禁煙開始日を決めたら、家族、友人、同僚など周りの人に「○日から禁煙を始める！」と宣言しましょう。誰にも言わずに一人だけで禁煙するのは簡単ではありませんが、人に言うことでタバコへの抑止力が働きます。

　開始日以降はきっぱりとやめます。「まずは1日10本。慣れてきたら5本」というふうに徐々に減らした方がやめやすいのではないかと思ってしまいますが、節煙は禁煙以上に難しいです。やめると決めた日からは1本も吸わないことが成功のコツです。

　人によって差はあるものの、タバコをやめると最初の2～3日はさまざまな不快な症状が表れます。頭痛、イライラ、不眠、気分の落ち込みなどが代表的な症状ですが、これらは一時的なものです。

　2～3日、長くても1週間で治まります。ですので、この間だけはなんとかタバコを吸わないように頑張ってください。どうしても吸いたくなった時は、禁煙を宣言した人たちに話してみましょう。きっと禁煙を続けるよう励ましてくれるはずです。

　昔前はタバコはかっこいいというイメージがありました。昭和の映画やドラマなどでは、仕事中もプカプカと喫煙するシーンをよく見ました。タバコを吸うのはお洒落であり、吸えないのは格好悪いといった時代でした。しかし現在はその認識が明らかに変わって来ています。

　　男女問わず「喫煙者は生理的に無理」と思う意見が増えています。恋人が喫煙者だと嫌と思う時代になってきたのです。