2020/4/3
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タバコに頼り切っていれば禁煙は不可能 |
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10代の頃、初めてのタバコは不味いと覚えているでしょう。最初から旨いと思って吸う人はいません。 明らかに不味いし、バカらしい、しかしタバコを吸っている大人を見て、大人になれると信じてしまう。 先輩に誘われて吸ってしまうことはよくあることです。吸わないと仲間外れにされる。吸い続けて行き、旨いと感じて来てしまい、ニコチン依存症になってしまいます。 タバコを吸うことにより過剰なドーパミンが放出されて、タバコを吸った瞬間だけドーパミンが出るようになり、タバコを吸っていなければ、苦しい、人生がつまらない、精神的に不安になり、タバコをうまいと感じる。 24時間くるしいときに助けてくれると勘違いしてしまい、タバコを吸う脳になってしまいます。物理的欲求と、精神的な欲求を満たす、2重に洗脳されてしまうところがタバコの厄介なところです。
禁煙するにはただ我慢しているだけでは不可能でしょう。いつまで頑張って禁煙しようとする気持ちは、目標設定によって一時的ではあるがやめることができます。
一生我慢しようとすると、持ちません。まずは禁煙する日を決めなければならないです。 いきなり禁煙すると、もとの木阿弥です。たった数時間で吸い始めてしまうでしょう。2週間ほど準備期間を設けることによって、禁煙したい気持ちが高くなってきます。 タバコをやめたいと強く思うことで、いきなり吸ってしまうことはないでしょう。 それに2週間吸うことで未練もなくなります。くるしいと思っても決意が固く失敗しません。喫煙はニコチンの依存によって起こりますが、ニコチンはアセチルコリンの役割を果たすようになってしまいます。 ニコチンがなくなれば、苦しくなり、つまらなくなり、最後は吸ってしまいます。タバコを吸わないと精神的にコントロールできなくなります。セロトニンという我慢するため受容体が分泌されず、吸ってしまいます。
意志が弱くなってしまうのです。精神的に不安になるのは当たり前です。 ニコチンの変わりをしている、アセチルコリンが急になくなれば頭はパニック状態になるでしょう。毒だと分かっていようが関係ありません。死ぬと分かっていようが関係ありません。 だから禁煙は難しいのです。たった一人の意志では勝てないのです。もちろん我慢できる人はいるでしょう。それの違いは単純でタバコに頼り切っているか、ただ気分転換に吸っているだけです。 何度も失敗していればタバコに頼り切ってしまっているから禁煙は不可能でしょう。禁煙外来も無理です。禁煙外来で禁煙できる人は気分転換で吸っている人で何度も失敗しているのではないのです。 タバコを吸っていなければ不幸だと感じてしまう。いつも苦しいときに助けてくれる心の支えが無くなってしまう。一生不安になるかもしれない。禁煙した方が幸福だとわからないうちに吸ってしまう。我慢しているからです。 タバコをゴミ箱に捨てた瞬間、禁煙できる理由は、タバコを吸わなければ欲求が消えるとわかっているのでやめられるのです。何度も失敗していないから禁煙できるのです。
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