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 永田 弘樹 
  
  
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     代表 永田 弘樹
 
2021/1/10

禁煙外来で失敗しても禁煙する方法

 
 
 

禁煙外来で失敗する理由

 
 

 1   カウンセリングができない

 
 
 
 禁煙外来では薬での治療がメインです。医師とのカウンセリングも大事ですが、カウンセリングはほとんどしない医師がたくさんいることが現実です。
 
 
 「じゃあ薬を出しておきますからね」この一言で終わることがあります。薬を飲んでいる間はそれでいいですが、通院期間が終われば薬はもらえません。
 
 
 
 そのためまたタバコを吸いたいという気持ちが沸き起こります。そしてまたタバコを吸ってしまうのです。ただ我慢しているだけになってしまい、このようなケースでは禁煙外来は何も意味はありません。
 
 
 無理やり牢屋に閉じ込められて、外に出てきたときいきなり吸いたくなるでしょう。薬を飲んでも禁煙できません。
 
 
 
 
 

 2   健康保険で認められる期間が短い 

 
 
 禁煙外来で健康保険が適用される期間は12週間です。これはたった3か月にもなりません。何年も吸ってきた煙草をたった3か月で禁煙するというのは無理があるのは周知の事実です。
 
 やはり2年くらいかけてゆっくりと完全に禁煙していく方向に持って行くのが望ましいです。
 
 保険が効くと言っても治療費もかなり高額です。禁煙に成功しなければ治療にかけるお金を煙草に回した方が良い。と考える人は多いと思います。
 
 
 タバコを吸える期間がありますが、薬を使うので薬をやめた瞬間吸いたくなってしまうのです。禁煙には時間がかかります。まずは考え方を変える必要があります。タバコは毒であり、我慢することでなはく、吸っていないことが幸福だと理解しなければなりません。
 
 
 
 
 

 3   医師のカウンセリングが良くない

 
 
 
  医師のカウンセリングの仕方も問題があると思います。カウンセリングする際によくこうゆう言い方する先生がいるでしょう。
 
「禁煙しないとこうゆう目に合うんですよ!!禁煙は絶対にしないと駄目です!!」
どうでしょうか。
 
 
 
 タバコを止めたいと思って辞められなくてわらをもつかむ思いで訪れた禁煙外来でこのような言い方をされたらどう思いますか?禁煙している間は物凄くストレスが溜まっている状態です。
 
 
 それを上から目線で脅迫するようなものの言い方をされてしまってはせっかくの決意も鈍ってしまうでしょう。
 
 
 それにそうゆう脅迫まがいの言い方をする先生の所に行くくらいならばタバコを吸ってストレス解消した方がましだ。と言う風に考えてしまう人も出てくるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 

 4   まとめ

  
 
 
 
 
 喫煙は自分の体に有害なだけでなく、周囲の人たちにも悪影響をもたらします。健康に対する意識が高まって、法律でも喫煙スペースを制限するようになりました。世の中の禁煙ブームに乗って、タバコを断つ決意をした人も多いと思います。
 
 
 禁煙には自分の意志が大切ですが、それだけでは不十分な場合もあります。禁煙外来では飲み薬や貼り薬を使って、禁煙をサポートしてくれます。自分だけで禁煙を実施するよりは効果的ですが、すべての人が成功するわけではありません。
 

 禁煙に失敗してしまう理由は、自分の意志が弱いからではありません。タバコに含まれるニコチンには、精神を安定させる成分が含まれています。緊張する場面やイライラした時にタバコを吸いたくなるのは、ニコチンの作用で落ち着きを取り戻すためです。
 

 この状況が長く続くと習慣化するだけでなく、タバコがないとイライラするようになります。これがニコチン依存症と言われるもので、自分の意志とは関係なく脳がニコチンを欲してしまいます。禁煙外来では薬でニコチンのみを摂取して、徐々に量を減らすことで禁煙に導きます。
 
 

それでも禁煙に失敗してしまうのは、日常生活のサイクルが原因しています。多くの喫煙者は一日の中で、タバコを吸うタイミングが決まっています。朝起きたら一服とか、食後に一服というパターンが多いようです。
 
 
 長年にわたって続けてきた習慣を変えることは難しく、その状況になるとタバコを吸わなければという使命感のようなものがあります。また、一日の中で空き時間が長いのも問題で、タバコを思い出して喫煙欲求が生まれます。
 
 
 今までの生活習慣を変えてみることで、喫煙欲求は抑えることができます。空き時間を少なくするためにも、仕事以外の時間を趣味に費やすなどするのも効果的です。
 
 
 
 周囲にタバコを吸っている人がいると、誘発されて吸ってしまいます。特に飲み会などに参加すると喫煙率が高まって、禁煙失敗につながりやすいです。禁煙に取り組んでいる間だけは、こういった状況を極力避けた方が無難です。
 
 
 
 
 禁煙を始めるとイライラなどの禁断症状が出てきますが、永久に続くわけではありません。最初の十日間ぐらいは症状が強いですが、そこを乗り越えれば緩和されていきます。ニコチンへの依存から完全に脱却できれば、喫煙欲求に苦しむこともありません。禁煙外来は辛い禁断症状を和らげてくれるもので、確実にタバコを断つ手段として効果的な方法です。
 
 
 禁煙外来は薬による治療が一般的ですが薬と言うのはあくまでも一時的なものです。長年吸っていた煙草に別れを告げるというのがどれだけ辛いか。お医者さんもそのことをよく考えて患者さんに接して欲しいのです。本当に患者の事を考える医者ならばこうゆうでしょう。
 
 
 
 
 「辛いでしょうね。気持ちは解ります。ただどうしても患者さんに健康で長生きして欲しいんです。ゆっくり治しましょうね。」
 
 
 
 そしてやはり保険適用が12週間と言うのは短すぎます。医師が完全に大丈夫と言うまで保険適用を続けられるようにして法律を改正すべきです。でないと禁煙外来に行っても失敗してしまう人はこれからも後を絶たなくなるでしょう。もちろん医師も薬だけではなくてカウンセリングにもきちんと力を入れるべきだと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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