2021/6/20
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禁煙から半年経過したときの症状 |
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禁煙から半年が経過すると体の症状は大きく変化し、もっとも顕著な変化は体がニコチンを求めなくなることです。禁煙を始めたばかりの頃は体がニコチンを求めるために激しいイライラ感などの禁断症状が強く出ますが、半年も経つと体がニコチンが無い状態に慣れるために禁断症状が出なくなります。 禁煙対策をしなくても平気いられる ニコチンを断ったことによる禁断症状が収まると禁煙の負担は大きく減少します。禁煙開始から2ヵ月ほどまではガムをかんで気を紛らわさないとタバコを我慢できなかった方でも、6ヵ月後には何も対策をしないで、タバコのことを考えずに24時間平気でいられるようになります。 体の変化 見える肉体の変化も確認できます。肌にハリが出て炎症がおさまり、顔の雰囲気が以前より明るくなります。タバコを吸うと肌の新陳代謝が遅れるため古い角質が溜まりやすくなり肌が潤いが無くなってしまいますが、禁煙することで、肌の血行が改善され肌に栄養と水分がいきわたるため潤いが戻ってきます。個人差はありますが半年の禁煙でも大きく肌年齢が若返る人もいます。 特定の病状が軽くなるメリットもあります。禁煙を半年つづけると体のあらゆる機能が改善されるため、乾癬や慢性気管支炎の症状が軽くなります。とくに喫煙と症状の間に強い関係があると言われている乾癬は目立った回復を見せることがあります。これは禁煙により白血球中のTh17が正常の値に戻ることが要因のひとつと言われています。 禁煙による体の変化については、体重の増加が気になるところですが、多くは2㎏程度の体重増にとどまります。禁煙で得られる健康上のメリットを考慮すれば気にする必要はほとんどありません。心配な場合は禁断症状を抑えるのに運動を取り入れましょう。運動が習慣化すれば禁煙半年後には体重を減らせます。 気持ちの変化 禁煙が6ヵ月目にもなると心にも大きな変化が生じます。タバコを吸わないのが当たり前になるためタバコを切らすストレスから解放されます。喫煙スペースを探したり、周囲の反応に気を使いながら後ろめたい気持ちでタバコを吸うこともありません。 料理が美味しく感じる 半年の禁煙で得られるメリットのうち一番魅力的なものは料理が美味しく感じられることです。禁煙によって味覚と嗅覚が改善されるため以前よりも食材の香りや味を楽しめるようになります。香りがいかに料理の味を左右しているのか実感できます。人生の楽しみのひとつである食事がより楽しめるようになるのは大きなことです。 まとめ 一般的に禁煙が成功したと言われるのは禁煙開始から半年が経過した頃です。生活の質が大きく向上するため、禁煙するなら半年を最初の目標に頑張りましょう。十分な見返りがあります。 |
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