2018/6/3
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禁煙を成功させるのに無理は禁物 |
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禁煙を成功させるのに無理は禁物です。やせ我慢して根性でやめようとしても、長続きはしません。多少続いたとしても無理矢理やめている状態では、その間ずっと苦しい思いをすることになってしまいます。そうではなく、自然とタバコを吸いたくなくなるように禁煙することが大切です。
どうすれば自然とタバコが吸いたくなくなるかですが、タバコを吸うメリットがないことを実感するのがよいでしょう。嫌煙志向の今の時代に喫煙者を続けているということは、タバコを吸うことに何らかのメリットを感じているはずです。そのメリットがすべて誤解に基づくものであることを認識するのがスタートになります。
喫煙者の挙げるタバコのメリットにストレス解消があります。仕事の後の一服がリフレッシュになるという人は多いです。しかし、これはタバコが引き起こす錯覚に過ぎません。タバコで解消できるストレスは、体からタバコの成分が抜ける時に生じるストレスだけです。
タバコには依存性があります。依存とは、それなしではいられなくなる状態のことであり、タバコの場合、体内からタバコの成分がなくなることによって、不安やイライラなどのストレスが生じる仕組みです。つまり、タバコを吸わない人にとって存在しないストレスを、喫煙者は自らタバコで作り出し、それをタバコで誤魔化しているに過ぎないのです。
ストレス解消というタバコのメリットが誤解であることがおわかりでしょう。タバコにメリットがないとわかったら、今度はタバコのデメリットを思いつく限り挙げてください。健康、家族や他人への迷惑、臭い、歯の黄ばみなどいろいろありますが、それらのデメリットをすべて引き受けてまでタバコを吸う価値があるでしょうか。こう考えていくと、タバコにはデメリットしかない価値のないものということが納得でき、自然と吸いたくなくなります。
タバコにニコチンやタールなどの有害物質が含まれているというのは、誰もが周知の事実だと思います。これらのタバコの有害物質により、慢性閉塞性肺炎や癌、虚血性心疾患など様々な疾患が引き起こされます。
この他、タバコにより肌の老化が促進される、歯周病を引き起こすなどのデメリットがあります。タバコにより、肌の老化が促進されるということを知っている方は少ないかもしれません。喫煙をすると、活性酸素が大量に発生します。この活性酸素は、老化の原因とされている物質で、細胞を攻撃する特性を持っているのです。
そのため、喫煙者の方が非喫煙者に比べて、肌の老化が早まるのです。しかし、禁煙することにより、これらの病気のリスクを格段に低下させることができます。また、禁煙するのが早ければ早いほど、その効果は大きいと言えます。
例えば、肺がんのリスク指標では、1日の喫煙本数と喫煙年数が大きく関与しており、喫煙年数を少なくすることは肺がんのリスクを下げることにつながります。しかし、禁煙をすると離脱症状がつきものです。この離脱症状には、イライラ、頭痛、眠気、空腹感などがあり、これらの症状が禁煙を難しくさせるのです。
この離脱症状は、人によって持続期間が異なりますが、一般に1~3ヶ月と言われています。つまり、この離脱症状の現れる時期を乗り越えることができれば、禁煙を成功させることができると言えるでしょう。
タバコを吸い始める理由は簡単です。大人に見えるから、格好良く見えるから。大人が吸っていれば吸いたくなる。禁止行為こそやりたくなるのが人の性というものです。タバコを吸い始めるのは必然的。
恥ずかしいことではなく誰でも吸いたくなります。もちろん吸ったあとはなかなかやめられません。これもタバコが原因です。あなたは恥じる必要もなく、責任を感じる必要もありません。
タバコを吸う人は、わかりやすく言えば実年齢より成長が早い人です。もっと大人になりたい。どちらにしろタバコを吸い始めたことを恥じることはありません。誰でも大人になれると勘違いして吸い始めるのです。 やめられないのも仕方がないことです。人は弱い。弱いからタバコ吸い続けて死ぬこともあるでしょう。本当にそれでいいのでしょうか?禁煙にしていることを恥じる必要は全くありません。恥じるのは諦めて吸い続けている人です。
タバコは麻薬です。
やめられないあなたに責任はありません。全ての責任はタバコです。理解できれば必ず禁煙できます。ニコチンが切れたために落ち着きなくなり、いらいらして来るからです。我慢仕切れずに吸ってしまう。
タバコを吸いたいという気持ちよりもニコチン切れを何とかしたいから吸うというのが本音でしょう。 苦しみから逃れるためにタバコを吸う。最終的には死に至ることもわかっている。ニコチンを断ち切らない限りやめることはできません。生活には戻れません。元の生活?タバコを吸わない日がないからタバコを吸わないとどうなるかわからない?恐怖感?何も恐れることはありません。
人はタバコを吸わなくても生きて行けます。むしろ吸わない方が落ち着き楽しんで生活できます。どんなに辛いことがあっても時間が経てば必ず克服できます。タバコ吸うと余計に克服する時間が長くなるだけです。
タバコ吸わないでいるとマイナスどころか逆に元気になって行きます。意志が弱いのではなく、禁煙の仕方が分からないからまた吸ってしまうのです。禁煙のやり方が分かれば吸うことはありません。ニコチン中毒だろうが関係なくやめられます。発癌性物質と有毒物質を吸う必要はないからです。どんなに愚かでも死にたくないのにタバコを吸う人はいません。
出来なければ話し合って禁煙プランを考える。もちろん失敗することはあっても諦めることは許されません。禁煙できる理由は、タバコが吸える状態でタバコを我慢するからです。つねにアトバイスが受けられ状況で行くので一定の期間は我慢できます。完全にニコチンとタバコの洗脳が解けところで再びカウンセリング。もちろん無理ならやる必要はありません。
タバコへの欲求を完全に消すことはできませんが、禁煙を継続して行くことはできます。何年か経てばタバコへの欲求はあってもすぐに消えます。別れた恋人をたまに思い出すという程度です。
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