2021/1/12
|
||||
タバコがなくなったことによりパニックになってしまう |
||||
初期の禁断症状は、震え、動悸、いらいら、焦燥感、だるさ、体の痛み、体調不良などがあります。 これはいつも頼りにしていたニコチン、タバコがいきなりなくなったことによりパニックになってしまうためです。 体のバランスが崩れるのは当然であり、タバコを吸えば元に戻ります。タバコを吸えば美味く感じ、体調が整って来きて、ニコチン中毒者がタバコを吸えば落ち着くのは当たり前です。 毒が入っていると認識していても気持ちが落ち着くので関係ありません。5日ぐらいですが、ニコチン中毒者にとってみれば、いきなり牢屋に閉じ込められて出られないといった状況です。もがけばもがくほど吸いたくなる。 最初の禁断症状は収まって来ますが今度は、不安、寂しさが来て、うつ状態になり、少しでもストレスが掛かると吸いたくなります。まるで爆弾を持って歩く感じです。 うつ状態から1年くらいで立ち直りますが、欲求は消えることはありません。一生禁煙していくイメージでしょう。 タバコが我慢できない理由は簡単で、一生吸わないと決意してやめるからです。一生吸えないと縛り付けるとほどきたくなる理由は、いきなり牢屋にぶち込まれたら苦しみから閉塞感がでて、誰でも出たくなるからです。 肉体的、精神的にも追い込まれ、朝始めた禁煙が夕方には限界を向かえ、ニコチンが無くなると精神的に不安定になり、苦しくなります。 ニコチンからの直接的な欲求はたいしたものではなく、精神的に不安定になるのと、ニコチンの欲求は同時にコントロールできない。平常心を失えば誰でもパニックになります。 本来あるアセチルコリンがニコチンに代わり、そのニコチンさえも失えば耐えられないほど不安になり、苦しくなる。タバコさえ吸えれば楽になると考えて、時間が経つほど苦しくなります。 半年?1年?持つわけない。一生苦しむのか?誰か助けて。とは言えません。外から見たら愚かな人間に見えてしまう。有毒なタバコをやめるのに助けを求めてしまう。誰も助けてくれません。 禁煙外来の薬をやめたあとの気持ちと同じで、気合いと根性があれば2週間は持ちますが、精神的欲求が強く残り、今さらやめても意味はない、ストレスを感じたら吸ってしまいます。 5年間我慢です。果たして何人禁煙できるでしょうか?私の禁煙理論は、3週間の準備期間を設け、過去を洗い流すため、禁煙してから4週間という目標を設けているので吸うことはありません。 さらにその4週間後には楽になってきます。欲求は残りますが有毒なタバコを吸うことはありません。
◎ タバコをやめる。 ◎禁煙する。 ではなく、一旦タバコをやめて見るでいいです。タバコはコンビニに行けばいつでも買える麻薬です。もし我慢する気合いで禁煙なら、24時間我慢しなければなりません。とりあえず我慢して吸いたくなったらいつでも吸おう。できるだけ我慢。でいいと思います。 カウンセリングのあとならいつでも吸えると思えれば禁煙は簡単です。4週間経てば必ず気持ちは落ち着いてきて、タバコを吸わなくても生きていけると実感できます。禁煙はリハビリと同じでいきなり回復しません。慌てることなく、気楽にいきましょう。 タバコは有毒だとわかっていながらをなぜ吸い続けてしまうのか?ニコチンという成分は、平常心を保つためのアセチルコリンの分泌を妨げてしまいます。 我慢や精神力を保つためのセロトニンという物質も分泌されにくくなってしまいます。つまり禁煙を諦めてしまう。 タバコが上手いから?それは違います。ニコチンが無くなることによって苦しくなり、それを補うことでドーパミンが分泌されるのです。 理屈で説明しても理解できないですが禁煙は簡単です。なぜならタバコを吸っているからタバコを断って2ヶ月でわかります。どれだけ愚かだったのか。 やめられないという言い訳はできず、禁煙に興味がなかったからです。自分の弱さを認めたくなかったと思ったからです。 タバコがやめられないことを愚かと言っているのではありません。禁煙を諦めていることが愚かと言っているのです。 タバコが吸えるなら死んでもいい?これがタバコであり、麻薬なのです。人は弱いとわかっています。しかし、喫煙の欲求に負けるほど愚かではありません。 薬などいりません。禁煙の知識があれば必ずやめられます。タバコを吸っていると気分が落ち着き、ストレスが無くなり、安心できてあなたを助けてくれます。 タバコを吸っているといつの間にか、タバコを吸っていても死ぬことはないんじゃないか?と思ってしまいます。そんなことはありません。タバコを吸っていれば必ず死にます。 しかし安心してください。タバコは有毒なので必ずやめられます。
戦後から計算すると約3千万人ほどやめた計算になります。禁煙外来ではなく、ほとんど自力でやめています。 気分転換にタバコをやめるだけです。それよりなぜメールで禁煙できるのか?という疑問をお持ちではないでしょうか?何となくわかって頂いていると思いますがタバコは有毒だからやめられるのです。一旦タバコをやめて有毒だとわかっていただけれは、再び吸うことはありません。 ある程度タバコをやめると不安や寂しさが襲ってきます。その後はただ吸いたい欲求。精神的苦痛。という言葉が正しいでしょう。ニコチンもなく、アセチルコリンも復活していない。ある意味肉体的欲求よりも苦痛です。 最初の肉体的欲求で50%。精神的欲求でその半分。最後の吸いたい欲求でさらにその半分。自力で成功できるのは10%程度でしょう。禁煙外来でも同じです。薬を使うとやめられる人でもやめらなくなってしまう。 やめられないと逃げ道が無くなって余計禁煙できません。口で言うのは簡単ですが第二の欲求を克服できるのは25%程度。知識もなにもなく我慢の禁煙ではこの辺が限界でしょう。 精神的欲求を克服する?それは無理です。克服しようとする。それが我慢の禁煙です。 精神的欲求は最初から計算に入れておかなければなりません。最後のタバコを消すときにこんなバカらしいのはたくさんだ。 苦しくなっても絶対に吸わない。 欲求が起きる度に、必ず回復できる。バカらしい吸わない方が楽になれる。欲求は残りますが最初の準備段階で決着を付けておけば吸うことはありません。完全に克服できるのは何年か掛かります。 精神的欲求は、肉体的欲求より苦しいでしょう。しかし最初の準備段階でタバコは有毒でバカらしいとわかっていれば吸うことはないのです。実際に健康になっていることを実感できます。 最後の吸いたい欲求は、タバコの何か変わりになるものを探さなくてはならないでしょう。もちろんくだらない禁煙グッズではありません。人生がつまらないと感じてしまう。 やっていて楽しいこと、趣味や勉強、スポーツ、仕事、何でも構いません。楽しく感じることです。 つまらない人生なら楽しく生きればいい。私も禁煙してもらうという仕事に依存しています。これがなければ寂しく不安で生きて行けません。人生は短く、タバコを吸っている暇などないのです。 |
|