2019/5/5
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タバコは様々な病気を引き起こす |
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日本人の死因となる上位4つの病気をご存知ですか?その4つとは、「悪性新生物(がん)」、「心疾患」、「肺炎」、「脳血管疾患」です。たばこは、その4つの病気すべてになるリスクを上げてしまいます。 とくにがんでの死亡では、男性34%、女性6%がたばこが原因であると考えられています。たばこが原因となるのは、「肺がん」だけであると思われているかもしれません。しかし実は、そのほかにも鼻腔・副鼻腔がん、口腔・咽頭がん、食道がん、肝臓がん、胃がん、膀胱がん、膵臓がん、子宮頸がんなど、数多くのがんとの因果関係が、科学的に認められています。 ここで注意したいのは、現在吸っていても、これから禁煙することでがんになるリスク、がんで死亡するリスクを下げることができるということです。日本での喫煙率は、1990年代では男性で50%ほどだったものが、2015年の時点では30%程にまで減少しています。女性は10%程で横ばいです。 全体的に見てみると、禁煙化が進んできているということがわかります。禁煙することは、自分だけの問題ではありません。喫煙は自分の健康だけではなく、副流煙を吸い込んだことによる受動喫煙で、周囲の人の健康まで脅かしてしまうからです。 自分が喫煙していれば、自分の身近な人が様々な病気になるリスクを上げてしまっているのです。身近な人の健康まで脅かしてしまっても良いのでしょうか?たばこは「百害あって一利なし」といわれるものです。 2020年のオリンピック、パラリンピックに向けて、飲食店での喫煙のルールも変わろうとしてきています。社会全体が禁煙の方向へ動いているのです。今からでも遅くはありません。禁煙をすることで、健康な人生を送りたいものですね。 禁煙のカウンセリングは、タバコの本数を減らして、2週間ほど吸って頂き一気にやめる方法です。禁断症状については心配いりません。カウンセリングを行っていれば欲求が弱くなってくると分かります。 禁煙できて喜んでいるのに、吸ってしまうことはありません。 |
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