2019/5/7
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タバコを吸ってしまう原理 |
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これまでに何度も禁煙に挑戦して失敗してしまう、できなかった、また吸い始めてしまったという人はたくさんいます。厚生労働省によると、喫煙者の3人に1人がタバコをやめたいと思っているとのことです。 しかし、そのわりに喫煙者の数は横ばいであり、禁煙に成功する人は決して多くないということが読み取れます。タバコは百害あって一利なしといわれていますし、お金もかかるものです。それにも関わらずやめられないのは、単なる意志の弱さではないということです。 タバコを吸ってしまう原理は、脳内にドーパミンという快楽物質が放出され、満たされたような感覚に陥ります。気持ちが落ち着き、喫煙者にホッとするひと時を与えます。このドーパミン効果も30分ほどで切れてくるため、次第に何か物足りないような衝動にかられるようになります。 これを一般的に禁断症状(離脱症状)といいます。これを回避するにはタバコを吸うにかぎります。またタバコに手が伸びてしまい、吸うことになります。これを繰り返すうちにタバコに依存するようになり、やがてやめられなくなっていくのです。
禁煙のカウンセリングは、タバコの本数を減らして、2週間ほど吸って頂き一気にやめる方法です。禁断症状については心配いりません。カウンセリングを行っていれば欲求が弱くなってくると分かります。 禁煙できて喜んでいるのに、吸ってしまうことはありません。
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