2019/5/8
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タバコとお酒 |
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お酒を多く飲む人ほどタバコを吸う頻度も高い傾向があります。これは、お酒を飲むことで生じる喉の渇きや不快感を手っ取り早く解消するためです。タバコを吸うと一時的に爽快感が得られ、気分が良くなる感じがします。特に二日酔いで強烈な不快感に見舞われている時の一服は心身の具合が一気に改善されたように感じるため、飲酒量が多くなると必然的にタバコの本数も増える結果になります。しかし、タバコで得られる爽快感は一時的なものに過ぎない他、次第に体が慣れてしまうので当初のような覚醒作用を得ることが出来ません。そのため、何度も繰り返し喫煙するようになり、飲酒も加わって体に重大な悪影響をもたらす結果になってしまいます。健やかな暮らしを営むには飲酒と喫煙の両方を速やかに止めることが大切ですが、どちらも体が慣れている時点で急に取り上げると強い不快感にさいなまれるので注意が必要です。 飲酒の習慣がある人が喫煙だけを止めるのは困難なので、両方を同時に止めることを心がけます。いきなり一切を断つのは大きなストレスになり、途中で挫折する可能性を上げてしまうのが効果的ではありません。最初は一日だけ止めるというように小さい目標を立てて、次第に日数を増やしていくのが良い方法になります。体が徐々にお酒やタバコを欲しなくなるようにすることが大切なので、無理をせずに少しずつ回数や量を減らすことを心がけます。アメやガムなどの代替品を使ってタバコを断つ方法は飲酒の習慣が無い人であれば一定の効果が得られます。しかし、お酒を飲んだ後の不快感を紛らわす目的でタバコを吸う人にはあまり効果がありません。飲酒前に果物や野菜など水分とビタミンを多く含む食べ物を摂取して、不快感をもたらす悪酔いを起こさないようにするのがタバコを控える効果も得られる良い方法になります。
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