2019/6/10
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歯の健康を維持するためには禁煙が必要 |
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タバコを吸うことは体に悪いというイメージがあります。しかし、実は意外と知られていませんが、歯や歯茎などの口腔内にも悪影響をもたらすことがあります。まず一番に挙げられるのは、歯がくすんで変色してしまうことです。 タバコには何百という化学物質が含まれているため、長年喫煙していると次第に歯が黄ばんでいってしまうのです。とりわけ前歯の裏側は煙を吐く時にまともにヤニを浴びることから、真っ黒になりやすいといえます。 前歯と前歯の隙間も黒ずみやすく、審美的に良くありません。さらに、歯だけではなく歯茎も同じようにメラニン色素が沈着してどす黒くなるため、傍目に不潔で不健康な印象になります。 その他にも、喫煙者は、非喫煙者よりも虫歯になりやすくなることが分かっています。その理由は、歯に付着するヤニは粘着力が高く、虫歯の原因となる歯垢がつきやすくなるからです。 さらに、喫煙は人間の自律神経のバランスを崩す行為なので、口の中を自浄する唾液の分泌量が減っていきます。その結果、歯の再石灰化作用が機能せず、虫歯になりやすくなってしまうということです。 虫歯になりやすくなる、見た目が悪くなる以外にも、タバコは強い口臭を発生させる作用もあります。 そもそも喫煙することで唾液の分泌量が減少していき、口の中の自浄作用が衰えていきます。すると、舌に細菌や食べかすが溜まりやすくなり、強い口臭の原因になるのです。しかも、虫歯や歯周病になってしまうとさらに強烈な悪臭となるため、周囲の人にも迷惑をかける羽目になります。 このようにタバコを吸うことで口腔内に様々な悪影響をもたらします。歯の健康を維持したいならば、禁煙を行うことをおすすめしたいです。 |
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