2019/6/10
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タバコを吸いたくなったら、コーヒーや緑茶などを飲むようにする |
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喫煙を続けることで、肺がんや喉頭がんのリスクなどが高まり、健康に悪影響を与えることはよく知られています。今喫煙している人も、多くの人がそのリスクは理解していることでしょう。 リスクを感じれば、すぐにでもタバコをやめると考えている人もいるかもしれませんが、他国での調査では、禁煙に挑戦して半年以上続いた人は、わずか1割という調査結果が報告されています。多くの人がタバコのリスクから体を守るために禁煙に挑戦をするのですが、長続きしないのが現状です。 禁煙できないのは自分の意思が弱いからだと思いがちですが、禁煙を難しくしている原因はニコチンです。喫煙をしてニコチンを取り込むと、脳のニコチン受容体に結合してドーパミンが放出されます。 ドーパミンは快楽物質とも言われ、この物質が分泌されることで、人は快楽を得ることになります。イライラしている時にタバコを吸うと落ち着くと感じるのは、このドーパミンが分泌されるからです。しかし、この効果は30分程度しかもちません。ニコチンが切れることで、イライラや気分が落ち着かなくなってくるため、またタバコで解消しようとし、ニコチンを頻繁に求めるようになってしまいます。 喫煙者の多くは、タバコを吸いたくなるタイミングがあります。禁煙を成功させるためには、どのようなタイミングでタバコを吸っているのかを考えることが大切です。そして、そのタイミングで、タバコではないモノを代用する、別の行動することで禁煙につながります。 タバコを吸いたくなったら、コーヒーや緑茶などを飲むようにする、お酒の席ではどうしてもタバコを吸いたくなる人なら、しばらくお酒を控えるようにするなどです。今までの行動を見直して、タバコを吸う習慣を別の習慣にすることで、ニコチン依存症からの脱却ができるようになるでしょう。 |
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