2020/4/29
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喫煙者は肺組織が壊れて肺気腫へ |
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タバコを吸い続けることで慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれる肺気腫が発生することが広く知られていますが、程度の差こそあれ喫煙者は肺組織が壊れて肺気腫になります。 禁煙を行うことにより肺組織が壊れてしまった状態であっても、ある程度酸素を取り込む能力が回復することが期待されていて、今までは特に問題なかったから禁煙の効果が目に見えるものでなければタバコの誘惑に勝てないという人が少なくありません。 しかし、2020年1月から武漢ウィルス(COVID-19)というRNAウィルスが世界中に拡散し、変異を続けながら間質性肺炎を起こしています。 テレビではJTからのCM広告料を受け取っているために肺気腫罹患者が重症化しやすい状態が日本では報道されていません。 しかし、タレントの志村けんさんが一気に重症化して亡くなってしまったことや、女優の岡江久美子さんが亡くなったことは共にヘビースモーカーだった過去が影響していてタバコ肺により酸素飽和度が上がりにくい状態だったことが知られています。 禁煙を続けることで肺機能の低下を避けつつ、肺で酸素を取り込む能力をゆっくりと回復させることが重要だと間質性肺炎から助かるために必要なことだと認識する人が増えています。 今後世界中で喫煙率し間質性肺炎による死者数の相関関係を指摘する論文が既にありますが、更に増えることが予想されている状況です。 人体の中でも肝臓は回復力が優れていますが、肺は自らが動くことが出来ずに周囲の筋肉により動かして呼吸を行う組織となっています。 禁煙に成功してからも長い時間をかけてゆっくりと肺機能を取り戻して行くことになるからこそ、禁煙は1日も早く始めることが望ましいわけです。 今までは禁煙をしていなくても間質性肺炎が身近ではなかったために、死を意識することは少なかったわけですが、これからは繰り返しウィルスを原因とする肺炎が蔓延する状態が考えられるからこそ、自分の命を助けるために必要なこととして禁煙の重要性が認識されることになります。 |
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