2020/12/1
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禁煙はいつ始めても効果的 |
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健康志向の高まりから、禁煙が当たり前の世の中になりました。しかし、禁煙を決意しながらも、なかなか実現できないこともあります。これは長年の習慣によって、ニコチンへの依存度が高まっているのが原因です。
ここでは、禁煙後に起こる体の変化を、良い面と悪い面に分けて説明していきます。 1、精神面の変化 禁煙を始めると離脱症状が現れて、心身の不調が出てきます。タバコを吸いたい気持ちから、イライラしたり落ち着きがなくなったりします。また、集中力がなくなったり、口さみしさを感じることもあります。散歩などの軽い運動をしたり、ガムを噛むなどで対処することができます。 2、身体的な変化 「頭痛」「だるさ」「眠気」「便秘」といった症状が現れることがあります。十分な睡眠や熱いシャワーを浴びれば、症状は緩和されます。 また、カフェインを含んだ飲み物を控えて、ぬるめの風呂に浸かることも効果的な方法です。便秘の症状は、水分を多めに取ることで改善されます。 これらの離脱症状は、禁煙を始めてから3日以内にピークを迎えます。その後、早ければ1週間、長くても1ヶ月程度で離脱症状はなくなります。 3、まとめ 喫煙は習慣的なものなので、毎日の生活のなかで、吸いたくなるタイミングは決まっています。「朝起きたとき」「食事のあと」など、タバコを吸いたくなる瞬間は人それぞれです。
ニコチンを体内から放出するためには、離脱症状に打勝たなくてはいけません。普段の行動に変化をつけることで、喫煙欲求を減少させることができます。また、喫煙の代わりになる行動を見つけておくことも、有効な手段になります。 離脱症状から解放されて禁煙が成功すると、多くのメリットがあります。案外と高額なタバコ代が浮くので、経済的にも助かります。また、禁煙が一般的になっており、周囲の人に迷惑をかけることもなくなります。 禁煙の効果は早い段階で現れて、2日目には臭いと味の感覚が復活します。よく禁煙すると食事が美味しくなるといいますが、これは噂ではなく本当の話です。一時的に食欲が増進しますが、3ヶ月ぐらいでもとに戻ります。 離脱症状がなくなるとストレスも軽減されて、心身ともに健康的な日々を送れるようになります。禁煙の状態を5年以上続けると、「ガン」「心臓発作」「脳卒中」の死亡リスクが半分に抑えられます。禁煙はいつ始めても効果的ですが、50歳を超えてからでも十分な効果があります。年齢的に無駄だと考える必要は、まったくありません。 |
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