長らくタバコを吸っているとなかなか禁煙できなくなってきますが、その中でも無事に禁煙を成功させた人もたくさんいます。タバコをやめた人はどんなきっかけで「禁煙しよう」と思ったのでしょうか?とある調査によると禁煙をするきっかけになった理由のランキングは次の通りです。
- 1位: 将来の自身の健康が気になったため(67.3%)
- 2位: お金を節約しようと思ったため(59.0%)
- 3位: たばこ税が増税されたため(54.6%)
- 4位: 家族の健康が気になったため(33.7%)
- 5位: 喫煙できる環境が少なくなってきたため(32.7%)
(複数回答含む)
大きく分けて自分や家族の健康問題とお金がきっかけになったということがわかります。タバコが健康に悪いことはもはや明白であり、タバコはお金を払って自分の健康を縮める行為です。ただ寿命が縮むだけではなく健康寿命を短くするというのも大きな問題です。タバコには5000種類以上の有害物質が含まれていると言われていて、ニコチン、タール、一酸化炭素などが有名です。
これらの有害物質は肺がんだけではなく、胃がん、食道がん、前立腺がん、膀胱がんなど多くのがんの原因になるだけではなく、心筋梗塞、脳梗塞などの心臓血管障害、慢性気管支炎、 肺気腫、喘息などとにかくたくさんの病気の原因となります。また妊娠中の女性が喫煙すると、流産、早産、死産、低体重児、先天異常、新生児死亡などお腹の中の赤ちゃんに大きなリスクがあります。
禁煙するとすぐ、身体はたばこのダメージから回復しようと働き出します。さらに禁煙を継続すれば、将来なるであろう病気のリスクを低下させることができます。さらにタバコをやめると次のメリットが考えられます。
- ご飯が美味しくなる
- 禁煙による節約で、欲しかったものが買える
- 咳や痰が減って体調がよくなる
- 洋服や部屋の中が臭くなくなる
- 喫煙所を探して彷徨わなくてもよくなる
- 周りの人が喜んでくれる
タバコを吸っているうちは「タバコをやめるなんてできない」と思うかもしれませんが、一歩踏み出してタバコをやめてみると、タバコを吸っていた理由が習慣や惰性であったことに気がつくはずです。
最初はタバコがなくてイライラするかもしれませんが、その時期を超えることができればすっきりとした清々しい未来が待っています。タバコは「やめよう」と思った時がやめ時です。今更やめても意味がない、とか自分には禁煙できないと思うのではなく、まずはチャレンジしてみませんか?