2019/6/10
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健康よりも、今タバコを吸えることの方が大事と考えていることもあります。 |
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禁煙した方が健康のためには良いということはよく知られるようになりました。生活習慣病などのリスクが高まることが知られている他、様々な病気への罹患率も高まることが統計的に示されてきています。 そのため、タバコを吸っている人は健康のために禁煙しようと呼びかけられるようになりました。しかし、本人としては将来的な健康よりも、今タバコを吸えることの方が大事と考えていることもあります。 このような人に禁煙してもらうためには自分の健康という視点とは別の角度からタバコをやめた方が良いと思ってもらわなければならないでしょう。そのために役に立つのがタバコを吸っているときに出ている副流煙の影響について理解してもらうことです。 タバコは吸っている本人しか悪影響を受けないと誤解している人も未だに少なくありません。しかし、タバコを吸っているときに出ている副流煙を吸った人にも健康被害が及ぶことがわかっていて、その影響も吸っている本人よりも大きい場合すらあると示されています。 この事実を知ってすぐに禁煙したという人もいるのは事実です。少なくとも喫煙が人の迷惑になっているという認識を新たにし、やはり禁煙した方が良いのではないかと思うきっかけになるでしょう。 ただ臭いが嫌い、煙いのが嫌だという理由で非難されていたのなら無視できていた人も、他の人を将来的に病気にさせてしまうかもしれないと思うとやめるべきだと考えてくれるようになる可能性があります。 他人のことを思いやる気持ちがある人なら、まずは副流煙について丁寧に教えてあげるのが賢明です。そうすればどんな方法で禁煙を進められるかといったアドバイスにも耳を傾けてくれるようになるでしょう。 |
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