2023/11/20
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禁煙が上手く行かない理由(我慢できない) |
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禁煙がうまくいかない主な理由は、ニコチン依存症という病気だからです。タバコを吸うことは習慣ではなく、薬物依存の一種であり、個人の意志の強さだけでは克服が難しいとされています。
ニコチン依存症のメカニズム
タバコに含まれるニコチンは、脳内にある神経伝達物質「アセチルコリン」の受容体に作用し、快感やリラックス効果をもたらします。喫煙を続けると、脳がこのニコチンに慣れてしまい、ニコチンがない状態になると以下のような**離脱症状(禁断症状)**が現れます。
これらの症状は、ニコチンが不足していることによる脳の信号であり、一時的に精神的に不安定な状態を作り出します。多くの人が、この離脱症状の苦しさに耐えきれず、再びタバコを吸ってしまうのです。
禁煙を難しくする要因
単にニコチン依存だけでなく、禁煙を困難にする要因はいくつかあります。
禁煙出来ない方は意志が弱いのではありません。 禁煙に対する考え方が間違っているのです。禁煙は吸っていない方が楽だと目を覚ます必要があるのです。少しは欲求が残るでしょう。しかし2ヶ月で吸いたい欲求のコントロールはできるのです。もちろん誰でもできます。タバコは体に良いものではなく、体にとって有害だからです。 あなたも気合いや根性で一定の期間やめたことがあるでしょう。吸っていない時間が長くなるほど吸いたくなるイメージです。タバコの欲求に勝とうと思うほど吸いたくなります。精神的に苦しくなり、頼るものがないと感じ、禁煙の最初の苦しみに戻って一生タバコが吸えないと悲観して、タバコを吸ってしまうのです。 わかりやすく言えば神に逆らうようなものです。どんなに頑張っても不運には勝てません。タバコを吸ってしまう原因は、あなたではなくタバコが原因です。我慢に我慢を重ねついに吸ってしまう。ある程度禁煙できてもまた吸ってしまう。あなたは一生神に逆らい続けることができますか? 神には逆らえないと自分の弱さを認識することが必要です。自分は弱い、タバコをには勝てない、だから今だけは逃げておこうと思うことです。多勢に無勢。負けて逃げる敗走ではなく、一時的に休戦するだけです。 神に逆らうのではなく、一旦逃げておくこと。勝つまで気長に待つことが禁煙というものです。禁煙するというイメージではなく、一旦タバコを吸うのをやめてみる意識です。きっかけさえあれば禁煙は簡単です。 カウンセリングを受けると禁煙の期間が長いほど楽だと感じて来ます。禁煙すればするほど楽になって来ます。最初は死ぬほど吸いたくなることが同じですが、それは3日間だけで、2週間経てば精神的にも楽になります。 1ヶ月で慣れて来て食後から15分で欲求をコントロールできるようになり、2ヶ月後は10分で収まります。ここまで来れば一人で大丈夫です。我慢ではなく、吸っていない事が幸福だと気付き1年後には数秒で消えます。最初の1週間は苦しいので夜21時に「禁煙出来ました」とメールで連絡を頂きます。2週間後にメール、3週間後にメール、4週間後にメールを送って頂ければ禁煙は成功です。 |
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